内分泌性肥満と遺伝性肥満の違い

ec_img_01肥満と聞けば、食べ過ぎや運動不足といったことが原因であると考える人が多いかと思います。
確かに現代人の食生活は飽食文化であり、理想とされる摂取カロリーよりも多いのが現状です。
実際、摂取カロリーの過多は肥満をはじめとする様々な生活習慣病の発症リスクを高めていることが指摘されています。
摂取カロリーが消費カロリーを上回ることで余剰エネルギーを脂肪として溜め込んだ状態のことを単純性肥満といいます。
一般に認知されている肥満の約90%がこれに該当します。
一方、その他の疾患によって肥満となることがあります。
これを症候性肥満といい、内分泌性肥満と遺伝性肥満に分類されます。
ここでは内分泌性肥満と遺伝性肥満の違いについてまとめてみます。
内分泌性肥満は副腎皮質や甲状腺から分泌されるホルモン量が異常になることで発症します。
これに対し、遺伝性肥満はある遺伝子の配列に先天的な異常があることで、正常な代謝が行われないために発症します。
いずれの場合も、肥満体型と共に別の症状も発症することが特徴です。
例えば、手足の奇形や低身長、知能障害などがあげられます。
いくつかの症例に対しては効果的な薬が開発されているので、適切な診断を受けることで対処できるようになっています。
肥満を単なる食べ過ぎと思わず、正しい知識をもつことが大切です。

二次性肥満の治し方

ec_img_04肥満には一次性肥満と二次性肥満の2種類あります。
一次性肥満は、単純性肥満や原発性肥満とも呼び、原因のわからない肥満のことを言います。
その多くの場合は、食べ過ぎや運動不足による生活習慣の問題が原因になっていると考えられています。
現代の肥満は95%以上が、この一次性肥満です。
二次性肥満は、症候性肥満とも言い、遺伝や病気、病気の治療の際の薬の副作用など、原因の明らかな肥満のことです。
二次性肥満には、ホルモン異常による内分泌性肥満や視床下部の異常による視床下部肥満、遺伝性肥満、薬剤性肥満などがあります。
二次性肥満である場合は治療する必要があります。
二次性肥満である場合、原因は何かをつきとめる必要があります。
脳内のトルコ鞍のレントゲン検査により視床下部肥満かどうかを見極めます。
また、内分泌性肥満を見つけるには、内分泌臓器の検査や基礎代謝の検査をします。
また、薬剤性肥満は、ステロイドホルモン薬や精神科の薬によるものが多いです。
二次性肥満の治し方としては、その原因となる要素を取り除くことが重要です。
ただ、薬剤性によるものは、薬を止めればいいと言うわけにはいかないので、その病状に合わせ、肥満の治療も進めていかなければいけません。